飛び出す勢い

 

 

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惰性というものが好きな私たちは、非日常がいつの間にか日常へ変化して、そのもともと非日常を惰性という名のもとに当たり前のように受け入れられるようになっています。それは慣れることができる私たちの特技であって悪いことばかりではないけれども、その惰性や慣れというものとは上手に付き合っていくことが賢明のように思います。だって、それは本来の自分自身の流れと離れてしまうということかもしれない恐れを含んでいるからです。もちろん、それが、そう考えても素敵な慣れだったとしたならばツイていてラッキーをいただいたという話ですけれども、惰性という名のもとの実はアンラッキーな流れに乗っているならばそれは断固としてノーを言うべきだと思うのです。なんとなく今のままでいっかというのはとっても心地よくていい感じなんですが、取り戻せない過ぎていく今を思うなら少しだけエネルギーをチャージしてみて惰性の重力から飛び出てみたいと思います。それが、きっと、あの時飛び出してよかった、あのままだったらゾッとすると思える満足と笑顔につながってくれるはずだからです。