大航海への港にて

 

 

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それぞれの立ち位置からそれぞれの景色が見えて、それぞれの感じることがある。一人一人の感覚はどれもぞんざいに扱ってはいけないものであると同時に、自分以外の場所から見える景色がどんなものかそれは見えないけれども想像してみる必要がありそうですね。本当に自分の場所から見える景色より美しい見晴らしの場所はないのか。そして、自分はその景色を見に行かなくても本当にいいのか。ただ、素直に自分に問うてみる。今の景色を称賛することも誰かの尊い人生、今以上の絶景を見に行くのもそれまた、かれかの尊い人生。旅に出る者でない者、お互いに遠く離れていくのはそれぞれの見たい景色があるからで仕方ないこと。大航海に出れば何年もいや、もっと長く近しい仲間と会えないものです。悲しい別れではなく喜び溢れていつの日かと手を振りあおう。きっとどこかの交わる先で土産話と楽しい近況を交換しあえればそれが何より。