当たり前の日々

 

 

10/12

私たちは往々にして、一番に私たちのことを思い助けてくれる人や物からのメッセージを受け流し、ついぞすれ違っただけの人や物からのメッセージを心に強く受け止めてしまいがちのようです。大切だからこそ、一番の近くにおいたはずなのに、一番の近くにあるからと、あたかも当たり前のことのように思ってしまう。失ってから気付くとはよく表された言葉です。当たり前病とでもしましょうか。軽やかな美しい日々も、重苦しく息ができないような悲しい日々も、常にその時間の一片一片を愛おしく思えなければどんな人生を送ろうが必ず誰しも当たり前病にかかってしまうようです。そして、当たり前がふいに手元からすり抜けてしまったとき・・・。そんな当たり前病にかからないために、どのようにこの大切な一片の時を思うか、そのための方法の答えは自分にしかわからない。ただ、試行錯誤をしてみようと思います。自分にしかできないことです。