脱ぎ捨てるわたしたち

 

 

10/29

どんなにただがむしゃらにやっているように思えても人はみな何かを考えてそれに基づいてこその行動があるのでしょう。ですから、それぞれの思考の枠組みに従って行動して、そして頑張っている、その結果はもちろん思考の枠組みに乗っ取った形の答えが生み出されるわけです。良いことだともいえるし、一辺倒な方向付けへ進んで行ってしまうとも言えます。ここで、もしそうであるとしたならば私たちには何が必要なのか。例えば積み木や組み立てブロックのおもちゃのようなもの、必要に応じて修正・組み替えて常にリニューアルしてもよいと思える前向きさということではないでしょうか。当たり前かのようにして取り扱ってきた思考の枠組みから押し出される価値観という名の既成概念を飛び越えることが、面白い自分や本来の自分や力強い自分を教えてくれるように思います。それは、革新的な考え方や取り組みやアイデアとは程遠いことかもしれません。それでも私たちにとって古い思考の枠組みを脱ぎ捨てた軽やかな自分であればそれだけで最高の今日になるのではないでしょうか。