生きる、続く混乱 未来

 

 

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自分の生きる人生のストーリーの中で、想定しているイベントと時間軸と成長していたい自分の姿を整理整頓しながら着実に進めていると自負できていた平和な時代、過去。そして、オンタイムで変化する激流、時代のターニングポイントの今。どの方向へどの空間へ私たちは導かれ投げ出され生きていかなければならないのか、未来。 おおよそ常日頃私たちが未来に持っている感覚は、見えないものに対する想定や予測や継続や少しの想像力、そしてそこに対する期待やわくわくや不安です。世界に歴史的スパンで久しく訪れた混乱の時間とその先を見つめなければならないという事実は、今までの簡単な方程式を解くような想定や予測や継続の未来を待つ立場が終ったことを告げています。たった一つしかもっていない私たちの脳をフルに回転させて、能力の限りに想像力を100%出しきっていかなければならないときが訪れたのです。今までの常識が届かないほどの見えない未来に推し進むためにしっかりと取り組んでいかなければならないということを教えてくれているのです。それは私たちが平和な時代でも必要であったものかもしれませんが、平和に囲まれている私たちの大多数がそれをできていることは無理で相当のことでしょう。私たちが過ごしている混乱の時間で感じる感覚と研ぎ澄まさざるを得ない能力を、不安とともにただ消耗するのではなく、それらを、しばらく先の未来にて生かすべく鋭い感覚と立体的な能力として研鑚すべきなのです。それは、今の中にあって自分に期待できる唯一の方法かもしれません。平和でも混乱不安にあっても、未来にはワクワクできること、それが生きるということではないでしょうか。