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私たちは常に変わりたいよくなりたいと変化を望みながらも、一方で変化がもたらすまだ見ぬ結果を恐れていることが多いのではないでしょうか。静かな水面のようにただ一面平たい世界は安心で安全でよいように思えますが、それは退屈なだけかもしれません。反対に水面に起きた小さな波紋の影響の大きさは確実に広がって全体にいきわたっていき、それは小さな変化が予想もしない大きな変化につながってしまうかもしれません。変化をしない自分と変化をしていく自分、どちらを選択するかはまさに自分自身が決めることですが、しいて言うならば、変化に対応できる能力は誰でも備わっているということです。変化の生み出す結果は決してイメージ通りのものでないかもしれないし、楽しいものではないかもしれないけれど、変化していくことで積みあがっていく経験は一度きり時間を色鮮やかにしてくれることは間違いないでしょう。変わらないことが悪いとか、変わることがよいとか単純に言い切れることではありませんが、時間という限られた枠の中で変化するか否かということを通じて選び取る貴重な何かは自分自身の譲れない強さが反映されているものであってほしいですね。